Precisely Connect 機能詳細

サポート機能

基本パッケージ

Windows プラットフォームのGUI (グラフィカルユーザインタフェース) を含む基本機能が利用できます。GUIを使用してタスク(単一処理)を定義し、それらをジョブ(複合処理)として連携処理することができます。

ジョブエディタ例

▼以下は6つのタスクを矢印の順序で一括実行するジョブの定義例です。

Precisely Connectジョブエディタ例

基本機能一覧

データ変換 フラットファイルおよびパイプのデータを変換します。
フィルタリング 入力から条件合致したレコードのみを選択出力します。
リフォーマット データベース以外の出力のレコードレイアウトを定義します。
ソート ソートフィールド内の値に従って並べ替えて出力します。
マージ ソートされた1つ以上のファイルをマージ(併合)て出力します。
コピー 入力レコードをそのままの順序で出力します。
ジョイン(結合) 結合フィールドの値によってファイルを結合して出力します。
集計(基本) レコードをグループ化し集計したデータを作成します。
DB2 LOAD アクセラレータ IBM DB2 LOAD 内部で Precisely Connect を使用することによりパフォーマンスを大幅に改善します。
COBOL SORT/MERGEアクセラレータ COBOL プログラムの SORT および MERGE ステートメントでPrecisely Connect を呼び出して高速ソート・マージを実行します。
UNIX システムソート代替プログラム UNIX システムソートの代わりに Precisely Connect を使用してパフォーマンスを向上します。
タスクやジョブのカスタマイズ ジョブの一部として実行するカスタム実行可能ファイルを指定できます。

タスクエディタ例

▼タスクエディタでは、単一処理を定義します。オプションパッケージ(以下参照)を利用することで、より高度な処理を定義することができます。

Precisely Connectタスクエディタ例

オプションパッケージ

基本パッケージに加え、別途ライセンスが与えられるパッケージとして以下のオプションがあります。

■ 拡張データマネジメント - Advanced Data Management
集計機能拡張、高度なテキスト処理、演算関数、データのパーティショニング、日付時刻関数、EBCDIC、高性能集計、圧縮および結合、メタデータエクスポート、文字列関数、出力レイアウトマッピング、Unicode、ユーザ定義関数、パフォーマンス機能
■ グリッドコンピューティング - Grid Computing
サーバグリッド上でジョブを実行またはスケジュール設定し、並列化によるパフォーマンスの向上や負荷分散によるシステム利用の効率化を目的とした分散処理を実現します。
■ 影響分析 - Impact Analysis(※WorkStationがサーバとして利用される場合に限ります)
影響 (後方) 分析 ジョブを通じてあらゆるデータ要素の精密なフローを表示し、データに加えられた変更を特定できます。そのため、元のデータへの変更による影響を分析できます。
系統 (前方) 分析 系統分析によって、ジョブ全体のあらゆるデータ要素の精密なフローを表示し、特定の出力データ項目に関連するすべての入力と中間データ項目を識別できます。
グローバル検索 Precisely Connect ジョブやタスク内に存在する特定のテキスト文字列を検索できます。
■ MicroFocusトランザクション - MicroFocus Enterprise Server with Mainframe Transaction
メインフレームトランザクションオプションを備えた Micro Focus エンタープライズサーバでのJCL ジョブのソートステップを高速化します。
■ メタデータインターチェンジ - Metadata Interchange
他のデータ統合 (DI) ツールとのメタデータの共有
■ DataDirect
DataDirect ODBC ドライバからアクセスできる入力または出力
■ 入出力拡張 - SRC & TGT
データ、データベースの直接入出力をサポートします。
■ コンバージョン - Syncsort Conversion
追加の変更や変換を行うことなく、既存 Syncsort ジョブを自動的に実行してPrecisely Connectへインストールできます。

拡張データマネジメント(Advanced Data Management)には多彩な拡張機能が含まれます。以下に機能の一例をご紹介します。

▼ 拡張データマネジメント機能(抜粋)▼

■ アドバンスト集計
□ 平均 集計によってグループ分類されたレコードすべてのフィールド値の平均です。
□ 最大 集計によってグループ分類されたレコードすべてのフィールドの最大値です。
□ 最小 集計によってグループ分類されたレコードすべてのフィールドの最小値です。
□ 日付時刻精度
(年、月、日、時、分、秒)
日付/時刻フィールドの一部の値のみがグループ分類の項目を比較するときに使用されます。
■ 高度なテキスト処理
□ 2文字以上のフィールドセパレータ テキスト定数でフィールド区切りテキストレコードのフィールドを区切ります。
□ FindContainedValue テキスト値内に含まれている特定のテキスト定数セットの先頭を見つけます。
□ IfEqualsAny テキスト値が特定のテキスト定数セットのいずれかと等しいかをチェックします。
□ RegExReplace 検索パターンに一致するテキストすべてを置換テキストで置換します。
□ URLDecode パーセントでエンコードされたURLをデコードします。
■ 演算関数
□ Abs 数字の絶対値(符号のない数字)を取得します。
□ IsValidNumber 値が有効な数値かどうかを確認します。
□ Mod 除算の余りである絶対数を計算します。
□ Pow 任意の数を累乗した結果を計算します。
□ Rand 0 から 1 の間で均等に分布された乱数を生成します。
□ Round 指定された精度に数値を四捨五入します。
□ ToNumber テキストを表示可能な数値に変換します。
□ Truncate 指定した精度に数値を切り詰めます。
■ EBCDIC拡張
□ Encode 指定文字エンコードにより、テキスト値をエンコードします。
□ EBCDIC 文字エンコーディング でEBCDIC をセット。
■ ハッシュ関数
□ CRC32 CRC32 アルゴリズムを使用して値のハッシュを計算します。
□ MD5 MD5 アルゴリズムを使用して値のハッシュを計算します。
■ 文字列関数
□ || (連結) 2つのテキストを連結します。連結は、テキスト値のみをサポートします。
□ CharacterLengthOf テキスト値から文字数を取得します。
□ LengthOf 値により占有されるバイト数を取得します。
□ Pad 指定した長さまでテキストまたは数値フィールドを左右に埋め字します。
□ Replace 検索されたテキストすべてを置換テキストで置換します。
□ ToLower テキスト値のすべての文字を小文字に変換します。
□ ToText 数値または日付/時刻値をテキストに変換します。
□ ToUpper テキスト値のすべての文字を大文字に変換します。
□ Translate 文字マップに基づいてテキスト値に存在する各文字すべてを変換します。
□ Trim テキスト値から前置文字や後置文字を削除します。
■ ユーザ定義機能
□ EvaluateExpressionList 当関数を使うことで指定した式を順番に判定して実行します。
□ GetExternalFunctionValue 外部関数から値を取得します。
□ GetUserDefinedValue ユーザ定義値を取得します。
□ SetUserDefinedValue ユーザ定義値の値を設定します。
■ パフォーマンス機能
□ 高性能集計 集計タスクの高速化
□ 高性能圧縮1 圧縮出力のあるタスクの高速化
□ 高性能圧縮2 一時作業ファイルが圧縮されるジョブの高速化
□ 高性能結合 結合タスクの高速化



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