2019.09.18

デジタルトランスフォーメーションの本質

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デジタルトランスフォーメーション(DX)を、うまく言葉で説明できますか?

デジタルトランスフォーメーションの本質
DXは、いろいろな組織団体や人が、多彩な表現によって定義や解釈をしています。企業に対して使用する場合は、概ね、「デジタル化による技術で、企業が事業を根底から変化させること」を表しているように思われます。
DXの多くの解説を見る限り、トランスフォーメーションは” 変革” といったニュアンスでとらえているようです。
デジタルという言葉は、連続した量として表されるアナログの対義語として使われ、0と1のように「情報が数値として表現される離散的な量」を表しています。
なぜ、今企業がDX を推進しなければならないのかが、この2つの言葉に隠れているようです。

単なる「ITによる事業改革」という言葉であれば、今までの様にコンピュータを使って、業務を効率化し業績アップを図ればよいのですが、DXは、今までと同じ事業形態では生き残れないので、まったく新しい発想で変革を求める必要があることを示唆しています。従来は、売上など数値になっていたものを、データとしてコンピュータに取り入れ、大量で高速処理することで他社との差別化ができました。しかしながら、技術の進歩で、コンピュータが安く手に入るようになると、誰でもPCで表計算やグラフ化ができてしまっています。
DXでは、今まで数値化できると思っていなかったものまでもが、デジタル化されることで、今までと違ったやり方で事業改革を行えます。たとえば、ある本屋さんは、人の嗜好や行動パターンをデジタル化して、その人が好みそうな本を、その人が見ているWeb ページで広告したり、メールで推薦したりします。それを見た人は、その本屋さんまで足を運ばなくても、ネット上のバーチャルな世界でクリックだけで本を注文することができ、それをスマホで読むこともできます。 こうした変革に企業がついていけなければ、その企業は取り残されて、衰退していくことが目に見えています。
IoTのおかげで、人が目で見たり触ったりして判断していたものを、センサーからデジタル化した膨大なデータの中から探し出したり、AIに取り入れ最良の解決策で自動化したりと、旧態依然としてやってきたやり方が通用しなくなる時代が来ました。RPAやAIの導入は、まだほんの入り口でしかありません。

DXは、IT部門だけでなく、全社員、とりわけ経営層の人達が、まだデジタル化できていないデータをどのように事業に応用していくかということについて、危機意識と、それを取り組む覚悟と知見が必要だということが最も重要です。


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