2020.03.12

ムーンショットの目標とは?

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2020年1月23日開催された第48回総合科学技術・イノベーション会議において、ムーンショット目標が決定されました。

ムーンショットの目標とは?
ムーンショット目標とは、未来社会を展望し、少子高齢化や地球温暖化など困難だけれど実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を解決する観点から、国内外から様々な研究アイディアを引き出し、従来技術にないような大胆な発想に基づく挑戦的な研究会開発を推進するために国が設定したムーンショット型研究開発制度の野心的な目標です。

研究開発制度は、破壊的イノベーションの創出を目指し、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)を中心に、内閣府や文部科学省など関係省庁が一体となって推進するように2019年創設され、第2次補正予算で5年間に1000億円計上され、基金運営により最大10年間の支援が可能です。
この制度の趣旨は、多くの困難な課題に、科学技術が果敢に挑戦し、未来社会の展望を切り拓いていく期待に対し、従来の国家プログラムでは扱えなかったようなハイリスク・ハイインパクトな研究開発を対象にして、マネジメントについても世界中からトップ研究者の英知を結集し、様々なビジネス・アイデアとの融合を図りながら、グローバルかつスピードを重視したオープンイノベーション・プラットフォームづくりを目指す方向にあり、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進することです。
ムーンショットの目標は、6つ決定されています。
この目標において考慮すべき視点として、どういった目標に人々は魅了されるかというInspiring(感動)、野心的でインパクトが期待できる目標のCredible(信頼できる)、従来技術の延長にない大胆な発想のImaginative(想像力)があげられています。
6つの目標はすべて2050年までに、創出または実現するものばかりです。この目標達成のために、複数のプロジェクトマネージャー(PM)が採択され、PMが推進するプロジェクトで構成されるプログラムを統一的に指揮・監督するプログラムディレクター(PD)も任命されます。PDによって、目標を戦略的に達成するためのポーフォリオの案が作られ、PMが、基礎研究段階にある様々な知見やアイデアを採り入れ、失敗を恐れず挑戦的な研究に取り組み、革新的な研究成果を発掘・育成することになります。

[内閣府より公開されているムーンショット型研究開発制度の情報をもとに編集しております]


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