2020.07.17

ec-001

メインフレームにおけるIPLパラメータ変更管理の確実性向上

システムの立ち上げ(IPL)時に、変更申請のない箇所の変更が影響でして起動トラブルが発生することが多いです。
そのため、不当な変更や変更処理の手違いを抑止することが重要です。

システム定義の変更はSYS1.PARMLIBに記述されたメンバ(パラメータ)を変更し、IPLによって反映します。

ec-001
パラメータの変更は、手操作やメンバコピーなどの処理をオペレータが実施することが多いですが、記述ミス(転記ミス)や正規の変更に無断で変更をいれてしまうことによる人為的なミスが絶えません。

申請された変更が正しく反映され、申請されていない不当な更新がないことを確実にチェックするには目視による確認では不十分です。

一般の比較ツールに比べ、汎用比較ユーティリティは、変更箇所をリスティングするとともに変更がないことも正確に確認することができます。
単一メンバの比較のみでなく、ライブラリ全体を比較チェックすることができるため、申請箇所以外のメンバの正当性も確認することが可能となります。

管理者・承認者が、汎用比較ユーティリティの出力結果をチェック、承認して初めてライブラリの更新処理を実施するようにすれば、変更ミスや人為的なミスを抑止し、不慮の事故を防ぐことができるます。

以下の防止によりシステム変更の不具合を未然に防ぐことができます。
・目検のチェックによるミス防止
・人為的な申請外の更新を防止
・申請内容の変更ミスの防止


ESTCOMPR(イーセクターコンペア)


← 前のページ→ 次のページ

[区 分] メインフレーム
[環 境] z/OS, MSP, VOS3
[タ グ] 変更管理
[関 連]
  • レコードの重複排除処理で削除レコードが正しいか確認したい
  • 変更管理に於けるプリント量を削減したい
  • プログラム言語毎に異なる更新箇所の特定を一元的に実施したい
  • キー付データの更新履歴を効率的にとりたい(メインフレーム)
  • 本番データの更新ミスを抑制したい(メインフレーム)
  • メインフレームデータの印刷不可文字列を確認・印刷したい
  • 区分データセットのメンバ更新有無をまとめて確認したい(メインフレーム)
  • メインフレームの可変長レコードの更新内容を確認したい
  • メインフレームでのデータアクセス簡素化で工数を削減したい
  • DASDフリー・スペース不足トラブルを防ぐためのマクロ的な視点での情報が必要
  • メインフレーム上のデータをオープン系システムに移すことなく、簡便にレポートを作成する
  • 富士通メインフレームのハードウエアを最適化したい

  • ▼お客様の課題に対するご相談は、お気軽にお問合せください お問合せ