HULFT Windowsの詳細コードに出力された
実績のあるWin32エラーコード

HULFT8 Windowsの詳細コードについて」のページで解説した、HULFT8 Windowsの管理画面やコンソールログ(hulcon.log)に検出される、「HULFT8 Windows エラーコード・メッセージ」に掲載されていない"詳細コード"が出力された場合の"(3)" について、各Win32エラーコード毎の説明です。

 

32 ERROR_SHARING_VIOLATION


○32 ERROR_SHARING_VIOLATION

プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。

HULFTが使用するファイル(多くの場合、集配信ファイル又はテンポラリファイル)が、他のプロセスで使用中であるため、ファイルアクセスに失敗しています。

●配信ファイルが他のプロセス使用中の場合、下記の何れかの対策をご検討ください。

・HULFT管理画面→システム管理(M)→システム環境設定(E)→拡張設定 の[配信ファイルロックリトライ回数],[配信ファイルロックリトライ間隔]の値を大きくする。

・[配信管理情報]の[拡張設定]タブにて、配信ファイルの扱いを[保存]にする。


●集信ファイルが他のプロセス使用中の場合、下記の対策をご検討ください。

・HULFT管理画面→システム管理(M)→システム環境設定(E)→拡張設定 の[集信ファイルロックリトライ回数],[集信ファイルロックリトライ間隔]の値を大きくする。


●HULFTのテンポラリファイルのパス、ファイル名については、下記マニュアルに記載されています。

 マニュアル参照:HULFT8 Windows アドミニストレーション マニュアル 3.1.2 ファイル構成 (1) システムファイル


 

1311 ERROR_NO_LOGON_SERVERS


○1311 ERROR_NO_LOGON_SERVERS

ドメインが利用できないため、この資格情報ではサインインできません。デバイスが組織のネットワークに接続されていることを確認し、やり直してください。このデバイスで、別の資格情報を使用して最近ログインした場合は、その資格情報を使ってログオンすることができます。

HULFTシステム動作環境設定の「ドメイン名」に設定がある場合、ドメインコントローラとの通信に失敗していると考えられます。
「アカウント名:ローカルシステムのアカウント」「ドメイン名:空欄」「パスワード:アカウント名のパスワード」と設定後、HULFTサービス再起動を行うことで問題切り分けをしてください。


 

1314 ERROR_PRIVILEGE_NOT_HELD


○1314 ERROR_PRIVILEGE_NOT_HELD

クライアントは要求された特権を保有していません。

HULFTのサービス起動又は、ジョブ連携時、Windows上の権限不足により発生します。
下記を確認してください。

(1) HULFTのシステム動作環境設定の「アカウントの設定」に設定されているユーザが、ローカルマシンのAdministratorsグループに登録されていること。

(2) 次に示すユーザー権利※に(1)で設定されたAdministratorsグループがあること。

・オペレーティングシステムの一部として機能
・プロセスのメモリクォータの増加
・プロセスレベルトークンの置き換え
・ファイルとフォルダの復元
・ファイルとフォルダのバックアップ

(3)最低一回ログオンする。
(新規アカウント用のフォルダが必要です。クラスタ環境の場合、双方のノードでログオンを実施します。)


※コントロールパネル→管理ツール→ローカルポリシー→ユーザーの権利の割当にて、上記5項目の権限に「Administrators」が設定されていることをご確認下さい。
マニュアル参照:HULFT8 Windows アドミニストレーション マニュアル
3.5.4.1 起動
アカウント名


 

1326 ERROR_LOGON_FAILURE


○1326 ERROR_LOGON_FAILURE

ユーザー名またはパスワードが正しくありません。

アカウント関連の設定に誤りがある可能性があります。
下記の設定内容、テストにより、問題箇所を確認します。

(1) HULFTシステム動作環境設定の「アカウント名」「ドメイン名」「パスワード」

(2) services.mscで起動したWindows サービス内の[HULFT]を右クック→[プロパティ(R)]→[ログオン]の設定内容

(3) 配信管理情報又は集信管理情報のファイル名にUNCが記載されている場合、https://www.hulft.com/software/hulft-8/os からダウンロードできる「ネットワークファイル機能導入確認ツール」により、ファイルアクセス可能であることを確認


 

1385 ERROR_LOGON_TYPE_NOT_GRANTED


○1385 ERROR_LOGON_TYPE_NOT_GRANTED

ログオン失敗: 要求された種類のログオンは、このコンピューターではユーザーに許可されていません。

「ローカルログオンの権利をドメインユーザに与えていない為」エラーが出力された可能性があります。
1314 ERROR_PRIVILEGE_NOT_HELDと同じ確認を行ってください。

 

1784 ERROR_INVALID_USER_BUFFERD


○1784 ERROR_INVALID_USER_BUFFER

要求された操作に対して与えられたバッファーが無効です。

Windowsにおいて、未処理の非同期 I/O が大量に残った際、発生するエラーです。
本エラー発生時、CPU、I/O負荷が高くなかったかをご確認ください。
また、CPU、I/O負荷が低いときに再転送をお願いいたします。

 

10035 WSAEWOULDBLOCK


○10035 WSAEWOULDBLOCK

ブロック不可のソケット操作をすぐに完了できませんでした。

non-blocking socket※へアクセス(read()やsend()使用時)が、下記のため、未了状態となっていると考えられます。

(1) read()→まだ、通信相手からデータが届いていない

(2) send()→まだ、通信相手にデータ送信できてない


※blockingとnon-blockingの違い

blocking    処理が終了しないと、処理結果が得られない。また、次の処理に進まない。
(ブロックされている。)

non-blocking  処理が終了しなくとも、次の処理の処理に進む。処理中で、処理結果を取得した場合、「処理中です」という結果が得られる。
処理終了の後に、処理結果を取得することで「成功/失敗」という結果が得られる。
(ブロックされていない。)


 

10053 WSAECONNABORTED


○10053 WSAECONNABORTED

確立された接続がホスト コンピューターのソウトウェアによって中止されました。

接続数が多すぎる等の理由でスペース不足となった。または、再転送に失敗した後にWinSockで確立された接続を中止しました。
(ACKが受信できない、FINに対するFINが受信できないためタイムアウトした。)
接続数が多すぎるため、本事象に至る場合があります。
当該サーバ、通信相手サーバの接続数が少ないタイミングで再転送を試みてください。

 

10054 WSAECONNRESET


○10054 WSAECONNRESET

既存の接続はリモート ホストに強制的に切断されました。

通信相手と接続確立後、下記事象に至ったと考えられます。

(1) 相手先又は、中間にある通信環境(ルータ、F/W等)においてエラーが発生した。

(2) エラーを認識した機器が、配信側WindowsにRSTフラグ付セグメントを送信した。

(3) RSTフラグ付セグメントを受信したため、OSレベルにより強制切断された。


 

10060 WSAETIMEDOUT


○10060 WSAETIMEDOUT

接続済みの呼び出し先が一定の時間を過ぎても正しく応答しなかったため、接続できませんでした。
または接続済みのホストが応答しなかったため、確立された接続は失敗しました。

通信開始時にタイムアウトが発生しています。下記理由等により、通信相手から返事を待ちきれずにconnect()を終了しました。

(1) ファイアウォール(含"Windows ファイアウォール")によりHULFTの通信が拒否された

(2) ルーティングに誤りがある

(3) 通信相手サーバのLANケーブルが接続されていない

(4) 通信相手サーバの電源が切れている

(5) 一時的な輻輳


 

10061 WSAECONNREFUSED


○10061 WSAECONNREFUSED

対象のコンピュータによって拒否されたため、接続できませんでした。

下記理由等により、通信相手へ接続できない場合、通信相手と接続確立前のタイミングで本エラーに至ります。

(1) listen()で、接続待機状態のHULFTが存在しない、つまりHULFTサービス(デーモン、STC)が起動していない

(2) 配信側の詳細ホスト情報に設定された[集信ポートNo.、要求受付ポートNo.] と 集信側のシステム動作環境設定に設定された[集信ポートNo.、要求受付ポートNo.]が、異なる


 

10065 WSAEHOSTUNREACH


○10065 WSAEHOSTUNREACH

到達できないホストに対してソケット操作を実行しようとしました。

下記理由等により、通信相手へ接続できない場合、本エラーに至ります。

(1) ARPリクエストに応答がないため、ICMPメッセージ Type=3 Code=1(host unreachable)を受信

(2) 通信相手サーバのLANケーブルが接続されていない

(3) 通信相手サーバの電源が切れている

(4) 一時的な輻輳


 

11004 WSANO_DATA


○11004 WSANO_DATA

要求した名前は有効で、データベースにありますが、解決された正しい関連データがありません。

配信側のWindowsにおいて、「[詳細ホスト情報]に記載されたホスト名は登録されているが、名前解決できない」ことが原因です。
DNSサーバ、または、"C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts"にIPアドレスとホスト名を登録してください。

通信相手の集信履歴の"ホスト名"において、英大/小文字に差異がないでしょうか。
下記ホスト名を英大/小文字の意識して、統一するようにしてください。

(1) 配信側ホスト名(配信側がMainframeの場合、システム動作環境設定のHSTCHA=L(英小:省略値) U(英大)も確認)

(2) DNSサーバ、または、"C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts"に設定されたホスト名

(3) 集信側HULFTに登録された詳細ホスト情報:(通信相手のホスト名)


 

12002 ERROR_INTERNET_TIMEOU


○12002 ERROR_INTERNET_TIMEOUT

要求がタイムアウトになりました。(WinInet)

下記理由等で、通信のタイムアウトが発生した場合が考えられます。
(リトライ成功する場合、HULFTに起因しません。)

(1) 通信遅延

(2) 通信の輻輳

(3) CPU等の資源不足



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