2019.08.10

バックアップデータをクラウドに保管するメリット

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一昔前であればバックアップは必ずテープなどの別媒体に取り、オフラインで保管していました。

バックアップデータをクラウドに保管するメリット
これは、ディスクストレージに対して、コストが安かったことに加え、テープを別場所に置けば災害対策として、ネットワークが遮断されていても、遠隔地のデータセンターからリカバリが可能だったことなどが理由でした。
現在は、ハードディスクも大容量で安価になり、データ量の増加でバックアップに費やす時間が限られることから、オンラインディスクへのバックアップも盛んに行われるようになりました。

そんな中、事業継続計画(BCP)を考慮すれば、オンラインのストレージはバックアップデータとはいえ、マルウェア等に感染するリスクもあり、遠隔地でのディザスタリカバリを考えた場合、災害対策用のセンターを自社で所有するのにはコストがかかりすぎ、バックアップのためのネットワークもセキュアにしなければなりません。

そうしたトータルな運用管理コストを考えた場合のひとつの解決策として、パブリッククラウドのストレージを利用するという選択があります。
クラウドでは、いろいろなセキュリティサービスも提供され、分散バックアップ等をしてくれる事業者も出ているのでコストメリットが出しやすくなりました。各種バックアップソフトも多くがクラウドへのバックアップに対応しています。
また、サービスによっては、保管するデータに対し暗号化を実施したり、脆弱性診断をしてくれるものもあります。

通常、ウィルスに感染してしまったデータはそのままバックアップされてしまいますが、本番データへの負荷を気にせず脆弱性やウィルスのチェックができ、サイバー攻撃のためにリカバリするような場合であっても安全性が増します。また、クラウドストレージへバックアップとして保管したセカンダリデータは、それを利用してクラウド上でのテストに使用したり、他の集計や分析に利用したりと、あらたなエコシステムとしての活用も可能になります。
クラウドに置くことによって、都心から離れたコストの安い地域でセカンダリデータを利用して、次期システムの開発や、障害対応のためのテスト検証など、本番システムに影響を与えることなく、比較的容易にバックアップデータの再利用が可能です。

バックアップデータをクラウドで持つメリットは、セキュリティの向上とデータの再利用での効率アップが期待できます。


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[タグ] データ保護 クラウド トレンド

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