2020.01.20

危険なフィッシング詐欺の見破り方

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年々巧妙化するフィッシング攻撃に対し、以前は有効であったセキュリティ対策の常識がすでに通用しなくなってきている危険があります。

危険なフィッシング詐欺の見破り方
昔なら日本語の表現がおかしなメールが多く、そうした古いフィッシング攻撃の見分け方を知っている人は、怪しいと思ったメールは開かないという常識で対処してきたのですが、最近の詐欺メールは本物と見分けがつかず、以前の常識が通用しません。 

最新の詐欺攻撃の手法に関する情報がアップデートされておらず、ITリテラシーが低い人がマスコミなどを通じて対策方法を公開したため、かえって詐欺被害を助長してしまっているケースがあります。
たとえば、「世界一受けたい授業」というTV番組でフィッシング詐欺にあうリスクを減らす方法は?という問題で、URLにカーソルを合わせ、ホップアップの同じURLの文字列が表示されていれば本物のサイトに接続、違っていればフィッツシング詐欺だと解説していました。しかし、最近のフィッツシング詐欺は、偽のページによく似たURLのアドレスを使用しています。ユーザは、いちいち本物のアドレスなんて覚えていません。最初から、偽のURLを表示しておけばホップアップと同じになり、本物だという証拠にはなりません。 
また、以前 「ブラウザで鍵マークがつき、緑色の表示がされたサイトは90%安全」と発言した東大の准教授が話題になりましたが、httpsを使用するのは今では当たり前なので、偽のWebページでも簡単にSSL対応できます。これも、かえって安心だと思ってクリックさせるリスクを大きくしています。
フィッツシング詐欺の中でも、特に詐欺を見分けることが難しいのが、「ラテラルフィッシングメール」です。これは、正規ドメインから送られてくるため、偽のドメインから送られてくるメールを排除する検閲をシステム化している企業でもすり抜けて受信してしまいます。そして、すでに乗っ取られているため、なりすまして本物を偽装している場合、詐欺と疑う方が難しいです。

このように高度なフィッシング詐欺が横行している現状では、中途半端な詐欺の判別方法を信じて、かえってクリック率を上げてしまう危険があります。そのため、私たちは常に最新情報を入手し、可能な限り万全のセキュリティ対策を施し、全社社員がITセキュリティのリテラシーを上げ続ける努力が必要です。 


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