2020.05.07

ローテーション勤務とテレワーク

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新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が提言する「新しい生活様式」の中に、働き方の新しいスタイルの実践例として、テレワークやローテーション勤務があります。

ローテーション勤務とテレワーク
ローテーション勤務は、警備など一部の業種でしか馴染みがなく、従来は、休みを取るための交代のイメージでした。
しかしながら、テレワークと組み合わせることにより、週休2日を、3日とか4日に休みを増やしてただ働く日数を減らすというような意味合いではなく、出勤日を週に2、3日程度に抑え、残りをテレワークするというような前向きなスタイルが考えられます。
これが実現できれば、緊急事態宣言により、テレワークを余儀なくされて、長期間の在宅勤務によって疲れとストレスが溜まっていた人達も、通勤によって外へ出て身体を動かすこととなり、会社に来て仕事仲間と直接話をしたりすることで、定期的に心身共にリフレッツシュできる効果が期待できます。

今後、新規ウイルス感染症リスク対策の長期間の継続には、たとえば電話番や、まだ電子化できていない書類を扱う業務など、全員がテレワークの在宅勤務していては不都合があった部分について、緊急時のみでなく平常時でも支障なく対応できるような出勤のローテーションを組めることがベストです。
これが実現できれば、通勤電車の緩和にも繋がり、提言にあったように、社会的距離を保ちながらオフィスを広々と使用することができます。
それができず、緊急事態宣言期間後にまた全員が出勤するような体制に戻れば、感染リスクの回避を継続することは難しくなります。
こうした、ローテーション勤務をテレワークと組み合わせるハイブリットな勤務体系を確立することができれば、会社としては柔軟に対処することにより、両方の良いとこ取りができ、従業員にとっても働きやすい環境を獲得できます。 Webでの会議を主体とすることで、ムダな会議を削減でき、どうしても打ち合わせが必要な場合は、感染症対策の提言通り換気とマスクの使用で、少人数での対面での打ち合わせが可能になります。
ローテーションの頻度やスケジュールは、チーム内で決定し、柔軟に変更を可能にしておけば、少し熱っぽく他人に迷惑になるかもと心配な時でも臨機応変にチームメンバーに相談して、テレワークに変更すれば有給休暇を取る必要がありません。また、会社に誰か出勤していると、リモートではなかなか実施が難しかったRPAのロボット開発や、AIの適用テストなどの業務自働化が推進し易くなります。

ローテーション勤務とテレワークとの組み合わせは、きっと私たちのワークスタイルの常識になっていくことでしょう。


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