2020.08.18 

ec-003

メインフレームの可変長レコードの更新内容を確認したい

プログラマーが可変長レコードを更新するプログラムを作成したが、実際の更新データが正しいかをリスト確認する方法がない。
確認のために新たに確認用プログラムや手順を組み込むための工数が必要となる。

可変長(V、VB、VBS形式)のレコードは、その先頭にレコードの長さなどを示す制御フィールドがあります。
この制御フィールドは、レコード長の変化にともない、長さなどの正しい情報に変更する必要が生じますが、通常のエディタでは制御フィールドは表示されないため単純に確認することはできません。

ec-003
制御フィールドの内容は、レコードをゼロバイトから十六進数で表示することができるツールが必要となります。
ベンダー提供のユーティリティを駆使することでも、このようなフィールドを十六進表示することは可能ですが、 ESTCOMPR という汎用比較ユーティリティを使えば、もっと簡単にわかりやすく表示・確認することができます。

簡単なパラメータを指定して対象のレコードを指定すると、可変長レコードを、制御フィールドを含めた形式で表示確認できます。
ただ、そのままでは十六進数の内容を識別できないので、DUMP形式やDITTO形式で表示する指示をすることが肝要です。


・可変長レコードの制御フィールドを可視化できる
・レコード内容を十六進数で表示できる
・可視化によりエラーの原因究明が可能となる


ESTCOMPR(イーセクターコンペア)


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[区 分]  メインフレーム
[環 境]  z/OS , MSP , VOS3
[タ グ]  変更管理
[P D F] https://www.esector.co.jp/ops/mainframe/pdf/ec-003.pdf
[動 画] 
(*動画内には、旧社名の「イーセクター」が表示されておりますが、現在は「株式会社シーイーシーカスタマサービス」です)

[関 連]
  • レコードの重複排除処理で削除レコードが正しいか確認したい
  • 変更管理に於けるプリント量を削減したい
  • プログラム言語毎に異なる更新箇所の特定を一元的に実施したい
  • キー付データの更新履歴を効率的にとりたい(メインフレーム)
  • 本番データの更新ミスを抑制したい(メインフレーム)
  • メインフレームデータの印刷不可文字列を確認・印刷したい
  • 区分データセットのメンバ更新有無をまとめて確認したい(メインフレーム)
  • メインフレームでのデータアクセス簡素化で工数を削減したい
  • メインフレームにおけるIPLパラメータ変更管理の確実性向上
  • DASDフリー・スペース不足トラブルを防ぐためのマクロ的な視点での情報が必要
  • メインフレーム上のデータをオープン系システムに移すことなく、簡便にレポートを作成する
  • 富士通メインフレームのハードウエアを最適化したい

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